SiCツールズ関連記事、関連論文、受賞歴などは次の通りです。
- SiC単結晶工具の開発と実用化・・・SiCツールズLLC・青木渉
『機械と工具2018年3月号』日本工業出版
(2018/2)
・・・我々研究チームは材料の能力を最大限に活かし、利用者の安心を獲得できる信頼性を有するものづくりのために、被削材に導入する加工歪を最小化させるSiC単結晶工具の開発に成功した・・・SiC単結晶工具専用の昇華法成長装置を用いて結晶成長時に他の元素をドーピングさせた高靱性SiC単結晶の成長に成功し脆さを改善した・・・SiC単結晶刀具を用いて加工を行う場合、それを活かすために刀具刃先形状や、それを用いる加工機械そのものの、あり方を検討する必要があると考える。今後も刃先形状のあり方等に関し、加工テストを繰り返し発展させていく
- 名古屋工大とSiC切削工具を開発 ナノレベルの加工実現
日刊工業新聞 (2017/12/4)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00452946
・・・名古屋工業大学と共同で、刃先に炭化ケイ素(SiC)単結晶を採用した切削工具を開発した。一般的なダイヤモンド工具よりも微細なナノメートル(ナノは10億分の1)レベルの加工が可能。・・・青木渉BTT会長と江龍修名古屋工大教授が共同出資するSiCツールズ(名古屋市守山区)が開発した。レンズ用のアクリル加工や、銅線の加工用途を見込む。アクリルでは通常必要な二次加工なしで透明なレンズができる。銅線は電気自動車(EV)向けに利用できるという。こうした精密加工を求める顧客ごとの用途に合わせて最適な工具を作り込む・・・
(2017/12/4 05:00)
- SiCの切削工具への応用・・・名古屋工業大学・江龍 修・・・青木 渉
『機械と工具2017年3月号』
(2017/2)
・・・無粒界かつ化学反応性が低いSiC単結晶を工具とすることで、被削材表面の加工変質層の抑制と、高い加工面精度を実現した・・・
- 無粒界結晶刃先刀具の実現・・・名古屋工業大学・江龍修・・・青木渉
『機械技術2017年2月号』日刊工業新聞社
(2017/2)
・・・材料の能力を最大限に活かし、利用者の安心を獲得できる信頼性を有するものづくりのために。被削材に導入する加工歪みを最小化させる無粒界刀具開発に着手した・・・
●切れ味を長もちさせる 切削工具の再研削技術&ノウハウ・・・青木渉
切削理論の基礎がこれでわかる! 日刊工業新聞社 2016年11月24日初版1刷発行(重版出来)
・・・本書では、著者が30年以上の経験から得た知識と技術を基に、ドリルやエンドミルを再研削する際に押さえておくべきポイントをまとめた。特に図を多用することで、言葉ではなかなか伝わらない再研削のポイントが初心者にも理解しやすいように配慮した・・・
(2016/11)
- 名古屋市工業技術グランプリ・平成27年度 工業技術グランプリ
名古屋市長賞受賞
タイトル:SiC単結晶工具の開発
(2015/2)
http://www.nmiri.city.nagoya.jp/cgi/grandprix/page.cgi?id=1052
・・・名古屋市では、当地域の中小企業の技術振興及び経営の活性化を促進するため、独創性や着想に優れ、技術的にも高度で、かつ工業的にも有用である新技術や新製品を表彰する 「名古屋市工業技術グランプリ」を実施しています。名古屋市工業研究所 (公財)名古屋産業振興公社・・・
- グッドデザイン賞 2013受賞
受賞対象 エンドミル 「桜」の開発
デザイナー 青木 渉
http://www.g-mark.org/award/describe/40095
・・・エンドミル「桜」は航空宇宙部品に使用されるチタン合金や耐熱合金を高精度かつ高能率に加工できる切削工具で・・・底刃形状が桜の花びらに似ていることから「桜」と名付けた・・・